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「流浪地球」完走・感想

以前に話題になった SF小説三体の作者劉慈欣さんの短編「流浪地球」が 4/7 まで無料で試し読みできます。

kaku-taiken.hatenablog.com

良い機会ですので読んでみましたので感想など。

サイトの紹介文を引用すると、以下のようなあらすじ。

「流浪地球」劉慈欣 [角川文庫(海外)] - KADOKAWA

ぼくが生まれた時、地球の自転はストップしていた。人類は太陽系で生き続けることはできない。唯一の道は、べつの星系に移住すること。連合政府は地球エンジンを構築、太陽系脱出計画を立案、実行に移す。こうして、悠久の旅が始まった。それがどんな結末を迎えるのか、ぼくには知る由もなかった。「流浪地球」

地球エンジンでの航行は壮大だし、スイングバイでの脱出などスケール感の大きさ、爽快さがあります。 文章も読みやすく最後まで一気に読めました(短編ですしね)。

太陽系脱出の際の人間心理の変化もなるほどと思わされるところがあり、淡々と進むように見えて考えさせられる部分もあります。

面白かったのですが、主人公があまり救われる感がなかったので、最後ちょっと家族のあたりなど何かあっても良かったかな(結末に触れるのであまり書けませんが)。

映像的にも迫力ある絵になりそうで、映画も気になってきました。世紀の大傑作、という感じではありませんでしたが、スケール感/ページ数比がとても高い作品で、気軽にこの壮大さを味わおうかなと思える方におススメです!